こんにちはリストランテ”tetsu”のバイク&車中泊ブログです。
KTMフリーライド250F売却
今回はぼくにとっては悲しいお知らせです。11月17日にKTMフリーライド250とお別れをしました。インターネットの買取マッチングサイトに登録し、入札を受け、一番札を入れたバイク屋さんが引き取りに来てくれました。
海外メーカーのオフロードバイクの査定
約3年前に購入したときは新車で96万円しましたが、売却価格は40万円ということで、約4割になりました。どれだけ、悪路を走行したか物語っているようです。マッチングサイトのネットに掲載したバイクの写真だけで業者さんが入札する仕組みなので、その際は44万円ということだったのですが、実車を見て、細々とチェックされ満額での引き取りは難しいとのことでした。買取に来た業者さんに悪意はなく、業者さんからのキャンセルの場合、違約金として1万円ぼくに支払うことになっているので、業者さんも痛み分けになるようです。写真だけで買取金額を決めるこのマッチング自体がオフロードバイクには不向きなのかもしれません。エンジンからのオイル漏れとリアフェンダー加工の修理が必要なことなどから当初の額から4万円を差し引いて、引き取ってもらいました。

現地での価格交渉はマッチングサイトから禁止されているので、再度不備カ所の写真を掲載して再入札してもらうように勧められましたが、面倒なのでこちらから、その場で買取価格を提示するよう求めて、何とか決まりました。オフロードバイクはヤフオクや練習場で個人売買されるケースが多いようですが、個人売買にはそれなりのリスクもあるので、業者さんに売却することにしました。
それにしても、半導体不足やリターンライダーの需要拡大等で、中古バイク価格は高騰しているといったことを聞いていたので、正直、3年も経たないバイクが1/3の価格まで落ちるとは思っていませんでした。バイク屋さんに聞いたところ、海外メーカーのものは新車登録した時点で、価値が激下がりして、特にオフロードバイクはその価値が分かるひとが少ないので、値段が付きにくいとのことでした。3年前と言えば、ヤマハのWR250というオフロードバイクの中古車が新車価格の1.5倍程度で取引されていたので、それなら同じ価格のKTMの新車にしようとフリーライド250Fを購入したのですが、なんだか残念な結果となりました。
オフロードバイク林道遊び
売却の話はこのへんにして、ここからはKTMフリーラード250Fとの思い出と売却に至った経緯について、振り返ってみたいと思います。KTMのディーラーをはじめて訪れたのは2018年夏ごろだったと思います。ロードバイクのYouTubeを観てたら、お勧め動画として林道を走るオフロードバイクのものが出てきました。何気なくそれを観てみると、林道や崖、小川などを縦横無尽に走り回るオフロードバイクの姿がありました。そういえば、オンロードバイクでワインディングを楽しんでいるときに、突然、林道に入って行くオフロードバイクを何度か目にしたことがあり、あのひと達はどこに行くんだろうか、と疑問に思っていたのですが、まさにその答えが、この動画にありました。
仲間と助け合いながら、悪路を乗り越えたり、根性試し的な急こう配を競い合うように走破したり、危険と隣り合わせではあるものの、一度やってみたいという衝動に駆られてしまいました。その後は、オフロードバイクの様々なYouTubeを観たり、走行可能な林道のガイドブックやオフロードバイクの情報誌を読んでどんどんオフロードの魅力にはまっていきました。
海外メーカーのオフロードバイク納品状況
ということで、KTMのディーラーにたどり着きました。オフロード界ではトップクラスのメーカーなので、とりあえず実車を観ようといったのですが、説明を聞いているうちにワクワクが止まらず、購入を決意しました。しかし、ぼくが気に入ったフリーライド250Fは日本への入荷の目途がたっていなくて、日本に入ってきてもこのディーラーに何台来るかも分からないそうで、順番待ちが既に2人おられるということで、かなり待たなければならない状況でした。
何か月先になるか、それとも1年以上かかるのかといったことさえ、分からないということでした。他のディーラーにも行ってみたのですが、同じ返答でした。とりあえず、購入申し込みだけしておいて、気長に待つことにしたところ、結果的には6か月後の1月中旬に納品されることになりました。
まさかの鎖骨骨折
そして納品日の朝、日課のジョギングを済ませてからフリーライドのお迎えに行くことにしました。しかし、そこで悲劇が起こりました。ジョギングと言っても2月のマラソン大会を控えていて、トレーニング終盤の追い込み期だったので、30㎞の長距離を走っていて、万博公園の周回コースを走っていた時に、木の根の出っ張りに足をとられて転倒してしまいました。スピードが出ていたので、手をつく間もなく肩から地面に叩きつけられ、その場で出血し、肩には激痛が走りました。それでもアドレナリンが出ていたようで、何とか家まで帰ることは出来たのですが、痛みは増すばかりなので、シャワーを浴びて直ぐに病院にいきました。レントゲンの結果、鎖骨の2か所を骨折する大けがでした。※写真は鎖骨周辺の出血が腕に流れて溜まって変色しているそうです。
ということで、あえなくフリーライドのお迎えに行くことが出来なくなり、その後、1ヶ月間、ディラーで預かってもらうことになりました。お医者さんには、もしかしたら腕が水平以上には上げられなくなるかも知れないと言われましたが、フリーライドを早く迎えに行きたい一心で、早めにリハビリを始めたことが功を奏して、1ヶ月後には元通り、腕を上げられるようになりました。
KTMフリーライド250F納車
いよいよフリーライドお迎え当日、今度はジョギングに行くことなく、まっすぐディーラーに向かいました。納車時説明を受け、記念写真を撮って家に連れ帰りました。そして駐輪場に停車し、一旦、家に荷物を置いて走りに行こうとして、ハンドルロックをかけようとしたところ、いきなり悲劇が起こりました。ハンドルロックは日本車の場合、左にハンドルを切ってキーを回すパターンが多いと思いますが、フリーライドの場合、ロックはロック専用の鍵穴に差し込んで回します。特殊なのはその際、右にハンドルを切ることです。KTMの母国オーストリアでは車両は右側通行なので、ハンドルを右側に切るようになっています。そのことはディーラーで聞いていたので、鍵を差し込んで、ハンドルを右に曲げたところ、ポキッと嫌な音がしました。なんと、差し込んだ鍵の頭の部分が無くなっているではありませんか、よく見ると鍵穴に折れた鍵の先端部分が残っていて、取ることもできなくなりました。
鍵を刺したままハンドルを回すとダメといった説明は全く聞いておらず、いきなり外車の洗礼を受けました。鍵が折れただけなら、新しく鍵を作り直せばいいのですが、鍵穴に残った鍵の片割れがどうにも取り出せず、ディーラーでも取れず、結局、ハンドルロックは使えないままになりました。これが査定額低下の要因のひとつともなってしまいました。今後、輸入車を検討される場合、同様のことがあるかも知れないので、ご注意ください。
当時は、乗りつぶすつもりだったので、オフロードバイクにハンドルロックは要らないだろうと思っていましたが、フェリーに乗船する際にはロックを求められるので、ゴムバンドで結束したり、トランポするときにもハンドルが不安定になったりして結構面倒でした。
とはいえ、念願のオフロードデビューが果たせたので、大いに盛り上がりました。早速、近隣の走行可能な林道に出かけてみたところ、全くと言っていいほど、あのYouTube動画のように走ることが出来ませんでした。オンロードバイク経験は長いので、バイクの操作は慣れているのですが、オフロードではそんな経験が全く活きなくて、大苦戦しました。
オフロードバイク講習受講
オフロードバイクの乗り方を勉強しないと楽しく、林道を走ることは出来ないということを実感したので、すぐさま大阪と奈良の県境にあるライダーズパーク生駒さんの初心者講習にエントリーしました。なぜか、その時の受講写真が未だにライダーズパーク生駒さんのホームページに掲載されていて、気恥ずかしい限りです。オフロードバイクスクールで2、3ヶ月練習して、あとは広い空き地を見つけては自主練習に励んだ結果、悪路で必要なスタンディング走行やフロントアップ、アクセルターンなど基本的な操作が出来るようになりました。
剣山スーパー林道ツーリング
そうなると、YouTubeで観たあの林道デビューです。まずは西日本ではオフロードバイクのメッカである四国の剣山スーパー林道ツーリングに向かいました。また大好きな小豆島ツーリングでは、釣りとソロキャンプの道具を背負って、サバイバルツーリングを敢行しました。また、スクール時にオフ者仲間もできたので、一緒に奈良方面の林道まで遠征したりしました。いまとなっては楽しい思い出です。

コース練習では長距離のエンデューロコースがあるプラザ坂下さんにもよく通いました。河内長野駅のそばにあるこのコースまで、当時住んでいた江坂からは2時間弱かかり、フリーライドで実走していくのは、かなり苦痛が伴うものでした。
トランポ用のハイエースゲット
バイク整備用品や着替えも必要なので、通っているうちにトランポ(バイクを積み込む車)が欲しくなり、意を決して、ハイエースを購入することにしました。それがブログで時折登場する青色のハイエースです。

ハイエースにフリーライドを積み込んで移動すると本当に楽で、椅子やコンロといったオフロードコースで使いたいものが、全て揃うので楽しさが倍増しました。ハイエースの装備については別のブログで紹介しているので、ご興味のある方はそちらをご覧ください。
そんな楽しいときは長続きしませんでした。コースで調子に乗って走っていたら、突然、クラッチが制御不能になり、長い下り坂のコーナーをニュートラル状態で加速して、土手に正面から突っ込んで、フリーライドが宙返りする事故を起こしてしまいました。ぼくは土手に激突し、あえなく鎖骨を骨折しました。
※転倒写真はイメージです。
この時もアドレナリンが頑張ってくれて、フリーライドをトランポに載せて帰宅することはできました。この時はたまたま1年前に使っていた鎖骨骨折時にはめるギブス(装着式)と痛み止めが残っていたのでこれを服用し対応しました。なぜ骨折していというのかというと、この2週間後に偶然、健康診断があり、レントゲン技師さんから、鎖骨が折れてますよと告げられたからです。鎖骨は安静にして、自然治癒させるものなので、今更病院にいっても仕方ないと思いそのままにしました。
オフロードバイクで骨折したら、仕事に迷惑がかかるので引退しようと考えていたので、仕事中は平然を装い、骨折はしていないと思い込んで、引退を回避しました。しかし、この後、ぼくの気持ち自体がオフロードコースに向かうことはありませんでした。坂道を猛スピードで土手に向かっていく恐怖は半端ではありませんでした。
オフロードバイクからの引退
この1年後にもやもや病を発症したのですが、振り返って考えてみると、クラッチが全く利かなかったというのは勘違いで、ぼくの左手の神経が麻痺してクラッチを握ったつもりが握れていなかったのではないかと思うようになりました。右の脳の大動脈が詰まっていて、入院直前には左半身に痺れや麻痺が頻発したのですが、その前兆が知らず知らずのうちに現れていたのではないかと思います。
他にも左唇に箸を挟んだまま、箸をもつ右手を引いてしまって、箸をくわえた形で落としてみたり、直前の記憶が無くなったりといったことが、今思えば起こっていました。皆さんの中にもそういった兆候があれば、脳のMRIを受診されることをお勧めします。MRIは費用こそ掛かりますが、寝ているだけで良いので安心です。
鎖骨骨折やもやもや病を経て、オフロードバイクは残念ながら引退することにしました。またいつの日か四国や北海道のフラット林道をとことこ走りたいと思います。
KTMフリーライド250Fブログ完



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