こんにちは、リストランテ’TETSU’の飲食FCブログです。
FC本部が担う役割と機能⑨契約義務の円滑な履行
FC本部が担う役割と機能について、日本フランチャイズチェーン協会(以下JFA)が発表している倫理綱領から考えていきたいと思います。倫理綱領の詳細についてはJFAのホームページに掲載されているので、そちらをご確認ください。ブログではこの9項目について、実例を交えて、どのように整備していけば良いのかを考えてみたいと思います。
倫理綱領9.「契約義務の円滑な履行」
フランチャイザーは、フランチャイジーが契約義務を円滑に履行できるよう必要な指導を行い、かつ、十分な意思疎通をはかってフランチャイジーとの間に紛争が生じない ように努力する。フランチャイジーが契約に違反したときは、十分な期間の予告をあたえて違反をなくすよう努力したのちでなければ、契約を解除しない。
出典:https://www.jfa-fc.or.jp/particle/36.html
FC加盟契約は双務有償契約
FC本部が担う役割と機能について、今回が最終回となります。FC本部の加盟契約は双務有償契約(互いに対価的な債務を負担する契約)であり、本部であるフランチャイザーと加盟店であるフランチャイジーが相互の権利と義務を契約書に明確に記載して、お互いの合意をもって契約を締結し、お互いの目標の実現に向けて活動していくことになります。
しかし、倫理綱領9で記載されている内容は、相互の義務や権利を規定しているものではなく、FC本部が加盟店に対して、義務を果たすように指導したり、紛争が生じないように努力したり、契約違反によるFC契約の解除を行う場合は予告期間を設けて違反をなくす努力をしたのちではならないといったことを記載していて、FC本部から加盟店への働きかけだけが記載されています。
無論、FC契約は片務契約ではないので、FC本部の義務も記載されています。なので、FC本部の義務の不履行に対して、加盟店側から契約の解除を主張することも可能なので、逆の立場から倫理綱領9の規定を読み解くことも可能です。加盟店はFC本部が契約の義務を履行するよう、建設的な要望する場を設けることや、十分な意思疎通を行い、紛争が生じないようにコミュニケーションをとること、FC本部が契約条項に違反したときは十分な期間の余裕を与えて違反を解消する努力も必要でしょう。
どちらか一方が、権利・義務を負うのではなく、双務有償契約だという認識が重要だと思います。FC本部と加盟店が家主と店子や親子関係になぞらえる方がおられますが、そうではなく、対等なパートナーとしての意識が重要で、そういった意識を持つからこそ、権利・義務の履行者として、緊張感のある関係が保たれるのだと思います。
資本力の差から、対等な意識で向き合うことなど不可能だと仰る加盟店がおられますが、自立できている加盟店はそんなことを言われません。自らの店舗がマニュアル以上のQSCを保ち、収益を上げていれば、毅然とした態度でFC本部に対して意見できますし、そういった加盟店の意見にはFC本部の多くが、耳を傾け、ブランドの改善に繋げています。
しかし、倫理綱領9で記載されている内容は、相互の義務や権利を規定しているものではなく、FC本部が加盟店に対して、義務を果たすように指導したり、紛争が生じないように努力したり、契約違反によるFC契約の解除を行う場合は予告期間を設けて違反をなくす努力をしたのちではならないといったことを記載していて、FC本部から加盟店への働きかけだけが記載されています。
無論、FC契約は片務契約ではないので、FC本部の義務も記載されています。なので、FC本部の義務の不履行に対して、加盟店側から契約の解除を主張することも可能なので、逆の立場から倫理綱領9の規定を読み解くことも可能です。加盟店はFC本部が契約の義務を履行するよう、建設的な要望する場を設けることや、十分な意思疎通を行い、紛争が生じないようにコミュニケーションをとること、FC本部が契約条項に違反したときは十分な期間の余裕を与えて違反を解消する努力も必要でしょう。
どちらか一方が、権利・義務を負うのではなく、双務有償契約だという認識が重要だと思います。FC本部と加盟店が家主と店子や親子関係になぞらえる方がおられますが、そうではなく、対等なパートナーとしての意識が重要で、そういった意識を持つからこそ、権利・義務の履行者として、緊張感のある関係が保たれるのだと思います。
資本力の差から、対等な意識で向き合うことなど不可能だと仰る加盟店がおられますが、自立できている加盟店はそんなことを言われません。自らの店舗がマニュアル以上のQSCを保ち、収益を上げていれば、毅然とした態度でFC本部に対して意見できますし、そういった加盟店の意見にはFC本部の多くが、耳を傾け、ブランドの改善に繋げています。
「自立」「相互依存」「相乗効果」
30代の頃、『7つの習慣』という本を読み、FC本部と加盟店の関係はまさに、お互いが「自立(それぞれの役割を果たす)」して、信頼関係に基づいて、お互いの不足している点を「相互依存」して補い、個別には成し得ない「相乗効果」を発揮することだと認識しました。
それ以来、私自身はFC本部に身をおくものとして、本部の自立を念頭に本部活動に従事するとともに、加盟店の自立を促すために加盟店臨店や加盟店を集めた集合研修、店舗の一斉清掃等を行い、自立したもの同士の相互依存関係づくりに注力してきました。契約義務の円滑な履行はFC本部だけが担うものではなく、本部と加盟店が一体となって実現するものであり、その根底にはお互いの自立が不可欠です。
「相互依存」と似た言葉で「共依存」という言葉があります。これは似て非なるもので、特定の相手がその関係性に過剰に依存していて、足を引っ張り合うような関係です。互いの権利ばかり主張して義務を果たさない関係は、ひと昔前の夫婦関係なら、アルコール中毒の旦那が酔って妻に暴力を振るい、翌朝、酔いがさめて妻に謝り、妻もダメな旦那を世話することに対する自己満足や収入の糧が無いため自立できなくて、延々とそういった関係が続いているようなケースです。FCチェーン店でも同じような関係が散見されます。
「相互依存」と似た言葉で「共依存」という言葉があります。これは似て非なるもので、特定の相手がその関係性に過剰に依存していて、足を引っ張り合うような関係です。互いの権利ばかり主張して義務を果たさない関係は、ひと昔前の夫婦関係なら、アルコール中毒の旦那が酔って妻に暴力を振るい、翌朝、酔いがさめて妻に謝り、妻もダメな旦那を世話することに対する自己満足や収入の糧が無いため自立できなくて、延々とそういった関係が続いているようなケースです。FCチェーン店でも同じような関係が散見されます。
店舗運営がずさんで収益が無いにも関わらず、店舗の改善はそっちのけで、FC本部の文句ばかり言っていて、それでいてFCチェーンを離脱することも出来ずに苦しんでいる加盟店さんもおられました。そんな時は心を鬼にしてでも、加盟店の自立を強く推し進めなければなりません。FC本部は契約の義務を履行させるために店舗を指導するのではなく、加盟店の目標実現に向けて、自立を求める姿勢が問われているように思います。訴訟社会の到来が取り沙汰されている昨今ですが、その前に結婚(契約)した当時の思いに立ち返り、お互いの幸福(目標)の実現に向け行動すべきだと思います。
ブランドに対するロイヤリティと自立
倫理綱領の最終回、感覚的な話になりましたが、FC事業では契約書だけでは解決できない、利益が相反する問題が沢山あるということをお互いが自覚し、それでもそういった問題を乗り越えて、共に発展していこうという決意が必要です。その前提になるのが、ブランドに対する思い入れだと思います。ブランドの収益シミュレーションや加盟店の経営資本の状況だけで加盟契約の締結を判断するのではなく、ブランドに対するロイヤリティ(愛着や忠誠心)とお互いの自立状況が判断基準の根底に必要だと思います。
FC本部が担う役割と機能 END



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