こんにちは、リストランテ’tetsu’のブログです。
退院後1年が経過、生活が2度大きく変化
2022年3月1日に国立循環器病研究センターを退院して、当時住んでいた吹田市江坂(広芝町)のマンションに帰宅しました。そこは、大阪市の梅田周辺にある会社に通勤するための生活拠点で、会社が役員用に用意してくれていたものなので、会社に退任を申し出た時点で、引き払うことになっていました。
退院後、会社の残務整理を行いつつ、慌ただしく引っ越しの準備をしてセカンドハウスとして趣味を楽しんでいた能勢の古家(Nose Base)に家財道具を搬入しました。4月から仕事もなくなり、毎日が週末状態になり、手始めに北関東・東北バイク&車中泊旅に出発し5月1日までNose Baseを留守にしていたので、本格的に暮らしだしたのは5月になってからでした。
Nose Baseでの暮らしが始まる
仕事をしていた頃は、週末だけNose Baseで過ごしていて、家庭菜園や古家DIY、バイク&車中泊といった趣味の時間が全然足らない状態でしたが、毎日が週末状態になると、逆に趣味に手をつけることが減りました。いつでもやれると思うと、意外とやる気が起こらなくなりました。少ない時間をやりくりするから、集中力が増して、気力が生まれてくるのだと気づきました。


また手術後の経過が順調で、ジョギングを始めたり、ロードバイクで走ったりしているうちに体力が戻ってきて、田舎で仕事もせずに趣味だけして暮らしていることに物足りなさを感じるようになりました。元気なうちは社会の一員として何らかの関りをもったり、役に立ちたいといった貢献欲求が沸々と湧いてきました。
そこで、田舎暮らしをしながらできる仕事を模索し始めました。能勢のタウンミーティングに行ってみると、町の活力が失われていっている現状やその原因が人口減少や空き家の増加といったことだということが分かったので、この問題の解決に繋がるような仕事ができないかと考え、古家を売りたい人と買いたい人をマッチングするサイト「家いちば」さんの契約業務の業務委託や地元の不動産屋さんと連携して古家の買取・再販にも取り組みはじめました。
どちらの会社もまっとうな事業だと思うのですが、如何せん能勢町では古家自体が殆ど流通しておらず、取り扱える古家は年間でも数件レベルで、仕事と言えるレベルの件数がそもそも出てこない状態でした。いくら空き家といっても、先祖から受け継いできた古家を自分の代で手放しては、先祖に申し訳が立たないといった意識があること、また大阪府や兵庫県の都市部へも通勤圏内であることから兼業農家が多く生活費に困っている訳ではないので、特に手放す必要がないといった地元特有の事情があり、岩盤のように古家が流通しない状態でした。
都心と田舎のハイブリッドな暮らしを再開
ということで仕事は大阪の都心部、週末は能勢で田舎暮らしという元のライフスタイルに戻すことにしました。それが今の仕事で、中小企業向けの経営アドバイザー業務です。能勢町から通うとなると距離(片道約40㎞)の問題があるので、吹田市江坂町に仕事の拠点となるマンションを借りて、そこからアドバイザー業務がある時は大阪市本町にあるオフィスに出勤したり、支援する企業に行ったりして仕事を行うようになりました。
退院後1年を経て、元に戻っただけのようですが、中身は大きく異なります。病気前は雇われ社長として、経営全般を管理する立場で、誰かが執行する業務を社長という立場からアドバイスしたり、時には修正したり、叱咤激励しながら「やってもらうこと」に注力していました。つまり、自分自身が直接行動するのではなく、誰かにやってもらうことが中心の仕事で、プレイングマネージャータイプのぼくの本音をいうと性に合わないものでした。しかし請われたからにはその期待に応えたいという思いだけで精一杯取り組んでいました。
今は大病を患ったことから、やりたいことを仕事にしようと決意して、企業の取締役といった経営の最前線への復帰は微塵も考えませんでした。ぼく自身がいつの日かライフワークとして取り組みたいと考えていた中小企業の支援の仕事を目指しました。若い頃、飲食店経営に失敗した苦い経験から、中小企業の孤独な経営者を支援する仕事がしたいという思いがあり、6年前に中小企業診断士の資格を取得したことがここで活きました。また、以前のようにフルタイムで働くのではなく、時間には自由度を持たせたいという気持ちもありました。
仕事は経験と理論のバランスを重視
そんなこんなで、現在は月の半分ぐらい、中小企業の支援の仕事に従事しています。経営計画の策定や飲食業の成長戦略について、過去に経験したことや具体的な事例を交えて支援させて頂いています。また、中小企業診断士として学んだフォーマットや手法を適宜紹介しながら、実践経験と理論的な裏付けを併せ持った支援を心がけて、支援に取り組んでいます。
今後、仕事の幅を広げるために人材育成に関する本格的な研修にも参加しています。ぼくが従事した飲食業は労働集約型産業なので、多くのひとと一緒に働いてきました。また経営者として多くの採用面接に立ち合い、その後の育成や適材適所への配置等、実務にも関わりましたが理論的な知識としては不十分です。経営の相談をお受けする場合、人材育成や組織づくり、適材配置といったことも課題となりますので、理論的な不足を補い、仕事の幅を広げていければと思います。
以上、退院1年後の現状です。趣味の話が殆ど出てきませんでしたが、ぼくにとって趣味は仕事が充実しているからこそ、楽しめるものだということを痛感した1年でした。とはいえ、経営アドバイザーの仕事にも慣れてきて、研修も4月後半にはひと段落するので、その辺りから趣味の方も再開して、発信していきたいと思います。
Continue to next time



コメント