19/100名山踏破チャレンジ【空木岳】編
【難易度4】【眺望度3】【愉快度3】 ※5段階評価(5が最高点)個人の主観的な感想です。

菅の台高原スキー場駐車場
2024年10月25日14時に恵那山から下山し、広河原登山口駐車場から空木岳登山口がある菅の台公園スキー場駐車場に移動しました。下道で約1時間半かかりますが、途中で温泉に入ってリフレッシュしたり、夕食の食料や翌日の登山用の行動食を仕入れたりしながら進んだので、あっという間に到着しました。以前は、空木岳登山口に近い池山林道終点駐車場(篭ヶ沢駐車場)が使用できたのですが、林道が通行止めで利用出来なくなったので、徒歩で1時間程度遠い菅の台公園スキー場駐車場が現在、利用されています。

古城公園駐車場
登山口から距離的には最も近いと思われる古城公園駐車場もあります。トイレが目の前にあるので、便利ではあるものの、ここから空木岳登山に向かう方は少ないようです。当日、行ってみたのですが1台も車が停まっておらず、近くに商業施設もなくひっそりとしていたので、菅の台公園スキー場駐車場で車中泊することにしました。菅の台公園スキー場駐車場は公衆トイレまで徒歩で15分ほどかかるものの、駒ケ岳ロープウェイに向かうバス停や「こまくさの湯」もあり、車中泊されている方が金曜日の夜でも10台ほどおられました。空木岳の池山尾根ルートは日帰り標準タイムが12時間50分となっていることから、暗いうちから出発する必要があり、単独で行くには古城公園駐車場から出発するのは不安があり、菅の台にしました。
登山当日の10月25日は朝4時に起床して身支度をはじめました。早起きなように思われるかも知れませんが前日の就寝時間が19時過ぎだったので9時間も寝ていました。これで恵那山登山の疲れも取れて良い感じの目覚めでした。天気は薄曇りで雨の確立は時間帯別で0~20%と低く、長時間の登山を考えると日射が遮られて体力的には助かりそうでした。
登山出発は5時ちょうど。予定通り勇んで進み出したのですが、ここで誤算がひとつありました。昨夜この駐車場に到着したのが18時前で着いた時はすでに暗くなっていて、登山口に向かうルートを確認出来ていませんでした。この辺りは遊歩道が整備されていて、空木岳に向かうルートとその遊歩道が交差していて、非常に分かりにくい上に真っ暗だったので、ヘッデンだけでは全体が見渡せず、方向感がつかめませんでした。それに何より、登山道への入り口を発見するのに10分ほど費やしてしまいました。先行される方がおられると助かったのですが運悪く、その時間帯は誰もいませんでした。

ということで、大きなスキー場の駐車場を右往左往してようやく登山口を発見しスタートを切ることができました。ロングコースなので、初っ端のタイムロスで先行きが不安になりました。登山口い入ってからも、先ほどの遊歩道との分岐が何度も現れ、空木岳を示す標識が少ないこともあり、迷いながら進みました。従来のスタート地点だった池山林道終点駐車場にある東屋まで登山道直登ルートと林道経由ルートがあるのですが、直登ルートを選択するつもりが、林道経由ルートを歩いていました。帰りに見ると直登過ぎたので、林道経由ルートを歩いて良かったと思いました。いきなりの急騰で足に乳酸が溜まると後半にリバウンドがくるので、それを避けられたように思います。


そんなこんなで1時間ほど経過した6時10分に東屋(トイレ有)に到着しました。昔はここが最寄りの駐車場でスタート地点だったので、往復約2時間短くて済んだんですね。この2時間が日没までに往復できるかを分けることがあり、紅葉シーズンに入った土曜日でも日帰り登山者が少ない要因かも知れません。登山道の整備状況は普通レベルで、特に歩きにくいところはありませんでした。前半はなだらかな登りが続き道幅も広く歩きやすいところが多く、これは距離の割に楽な登山だなと思いました。ところが中盤から急登ゾーンが始まり、大地獄、小地獄を過ぎても急登は収まらず、結局頂上に着くまで果てしなく続きました。

空木岳避難小屋に到着したのは10時45分、途中、40分ほどタイムロスしました。避難小屋の手前で開けた岩場を登ってくるのですが、右側を進むのか中央か左側か判別のつかないピンクリボンを頼りに山頂部が左側に見えたので、左側から登って行ったところ、あと少しというところでハイマツに阻まれそれ以上登ることが出来なかったので、一旦、3方に分岐していたところまで戻って改めて右側を登るという苦行を行いました。往復で40分程度だったと思いますが、ゴールを直前に体力的にも精神的にも堪えるミスでした。



さらに避難小屋(空木駒峰ヒュッテ)についても山頂や見上げる位置にあり、すでに6時間近く登ってきたので、目がくらむほど遠くに感じられました。山頂から下山されてきた登山者から、あと20分もかからないですよと声をかけて頂いたのですが、いつもなら、ヨシ、頑張ろう!と思うのですが、この時ばかりは、内心うそだ~と苦笑いしました。
そうは言いながらも、1歩1歩、ゆっくりでも歩みを進めればいつかは頂上に辿り着くので、カメの歩みを続けました。徐々に帰りのコースタイムも気になり始めていましたが、ヘッデンがあるので、暗くなってもやむなしと思い直して、登山をゆっくり楽しむことにしました。頂上に着いたのは結局、11時45分でした。避難小屋付近で休憩したこともありますが、山頂まで40分ぐらいかかったようです。この時は辛すぎて時間の感覚がありませんでした。
山頂では、トレイルランで来られていた方と談笑したり、写真を撮りあったりしました。その後、カップ麺とおにぎりを食べて栄養補給して、コーヒーも淹れて休息をとりました。岩山に登ると360度の大パノラマが広がっていて、この景色を観れただけでも、ここまで登ってきた甲斐がありました。下山開始は12時15分、あっという間の頂上体験でしたが、このタイミングで登頂出来て本当に良かったと思いました。

下山ルートは駒石経由のコースを選択しました。この巨岩を観るのも空木岳登山の楽しみのひとつでした。緩やかな下りで巨岩の間を縫って降りていく感じでスピードもアップしました。しばらく行くと遂に駒石が現れました。その巨大さに圧倒されしばらく見入ってしまいました。記念写真を撮ったのですが、写真では分かりにくいかもしれませが、左下にいる私と駒石の大きさがまるで違うことが分かると思います。
この駒石をしたから上がってきて観たらどんな感じなのかと思い、一旦、降りてからもう一度上がってきて確認してみました。下から登ってきて眼下に現れた方がインパクトが強いので、往路でこちらのコースを選択する方がお勧めだと思いました。この後は登りのコースと合流し、急登だった分、下りは急降下で一気に麓まで降りることができました。後半、足に疲れが出てくるころに緩やかな下りに変化するので、その点は楽に降りきることが出来ました。緩やかになってからはストックなしでも歩けたので、長野の道の駅で買ったリンゴをほうばりながら、楽しくおりました。
駐車場に着いたのは16時55分でした。山中は樹林帯が広がっていることもあり、16時を過ぎた頃から薄暗くなりましたが、徐々に暗くなっていったので、目が順応でき、ヘッデンを点けないと見えないほど暗いとは感じませんでした。総時間は11時間55分、スタート時点と避難小屋手前のタイムロスを引けば11時間程度の山行でした。5時にスタートしてギリギリ明るいうちに戻ることができたので、ちょうど良いタイムスケジュールだったように思います。

下山後、体力的には問題なかったので、このまま帰路につくことも考えましたが、生ビールが飲みたい衝動に勝てず、こまくさ温泉に向かうことにしました。車で行くと飲めないので、徒歩で向かいました。15分ほどの下りで、舗装路なので苦にはなりませんでした。温泉にゆっくり使った後で、レストランに行き、生ビールと駒ケ根名物のソースカツ丼、それにおつまみセットでひとりで祝杯をあげました。どれもとても美味しかったです。あとは、ハイエースに戻ってぐっすり寝て、深夜3時に目覚めたので、そのまま帰路につきました。



コメント