『経営力を高める』➀経営力ってなんだ?人生をより豊かに

ひとと企業のサポーター

「経営力」と聞くと多くの人にとっては、企業経営者の能力の話で、あまり関心事ではないかも知れません。

今回は、敢えて「経営力」について、考えてみたいと思います。なぜなら、経営力を身につけることは、企業経営だけでなく、仕事や私生活をも豊かにする力を秘めているからです。

一般的な経営力とは

経営力の定義は、会社を成長・発展させるために必要な経営者の能力といったところでしょうか。

抽象的で分かりにくいので、もう少し深掘りすると、様々な経営課題を解決する能力ということもできるでしょう。

さらにいうと、現状とありたい姿との差を埋め合わせる力、理想の状態に近づける力のことだと思います。

企業と個人の成長要因

企業が掲げる目標と現状を比較して、その差を埋めるための様々な施策を考えて、実行することで企業は成長します。

この一連の流れは、個人的な目標を実現するプロセスと同じではないでしょうか?

私は企業の経営支援の中でも、中間管理職の人材育成に積極的に取り組んでいます。

なぜ、中間管理職の育成かというと、この層を育成することが、最も企業の成長に繋がると思うからです。

また、この層は成長期にある方が多く、後の人生にとって、良いインパクトを与えられる可能性が高いからです。

中小企業支援の目標

単に企業の業績を上げるだけでなく、一緒にプロジェクトに取り組んだ皆さんの、人生そのものが豊かになることを私自身の目標にしています。

そのため、中間管理職育成プロジェクトの初めに必ず話すことがあります。

「皆さんの経営力を高めることが、企業の成長・発展に繋がるだけでなく、皆さん自身の人生をも豊かにする力になります」ということです。

経営力を活かした実例

ここからは、その意味合いについて話を進めていきたいと思います。

私は中小企業診断士の資格受験の時に経営的な思考で取り組みました。

受験勉強前(現状)は、診断士試験の受験科目すら知らない状態。理想の状態は、最小の勉強時間で試験に合格することです。

ここで真っ先に調べたのは、試験日までにどれぐらいの日数があるかです。あと、平均的な合格者の総勉強時間数です。

どちらもネットで簡単に分かりました。総勉強時間は800〜1.000時間程度、試験日までの日数は約300日でした。

当時、45歳を過ぎていたので、最少時間の800時間では心持たないので、900時間程度を合格に必要な勉強時間に設定しました。

また、資格学校に通うことも検討しました。これもネットで検索して、評判と通いやすさ、web受講が可能といった条件をもとに選択しました。

資格学校が決まったら勉強スタートです。
平日(214日)2時間、小計428時間
週末(86日)5.5時間、小計473時間
合計901時間といった感じて勉強時間を設定して、週間で合計時間を達成するようコントロールしました。

日によっては、残業や出張で勉強時間が取れなかったり、飲み会があったりしますが、1週間合計では21時間(平日2✕5日、週末5.5✕2日)勉強しました。

300日後の試験結果は、427点で合格しました。合格点は、7科目✕60点=420点だったので薄氷を踏んだもののなんとか合格しました。

420点ジャストで合格するのが最小の労力(言い換えれば最高の効率)なので、427点は満足度が高い結果でした。

1科目40点以下で足切りでしたが、これも1科目が40点ジャストだったので、科目ごとの勉強時間も良い配分でした。全て結果論ですが、経営は結果が正義とも言いますので、ご容赦下さい。

資格試験対策も企業経営もプロセスは同じ

この一連の流れは、会社経営にも当てはまります。業績目標(420点)を立てて、成り行きまかせで活動した場合の業績を予想する。

今回のケースだと4択問題中心なので4分の1は知識がなくても正解するとして25点は成り行きで取れる。7科目で175点です。

不足は420-175=245点。どの科目であと何点積み上げるか、企業なら強みを活かして売上を積み上げる部分と、弱みは最低限底上げ(足切りクリア)して売上目標を各部に配分して活動する。

業績目標と成り行きの差を埋めるためにどんな施策を投入するのか、経営者として考えます。資格学校に通うとか、何時間勉強するといったことと同じように、業績を上げるための対策を講じます。

あとは、考えた施策を実行するのみです。資格試験は自分を鼓舞して勉強します。経営では従業員を鼓舞して、施策を実施していきます。

企業の業績達成も個人的な資格取得もいずれもが、同じプロセスを踏めば実現可能です。

企業経営ではPDCA(計画・行動・評価・改善)を回して目標の実現を目指しますが、資格試験も同じことがいえます。

まさにこのPDCAを回す力が、経営力であり、それは私生活にも当てはまることです。だから、仕事で経営力を身につければ、自らの人生を目標実現に向けてコントロールする力を手に入れたもの同義だと思います。

ひとりでも多くの人が経営力を身につけで、自分にとって豊かな暮らしを実現する。そして社会全体がよりハッピーな方向に向かう。そんな好循環の小さなきっかけになれれば最高です。

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